株式会社○○○ 総務人事部 ○○ ○○様
○○年/○月○日
特定非営利活動法人働く者のメンタルヘルス相談室
伊福 達彦
貴社社員○○さんの療養専念について お世話になります。 突然のお便りで失礼致します。 私たちは勤労者のメンタルヘルスに関する困難をサポートするNPOです。 ○○さんからの相談を受け付けました。御指摘のように当人は、働ける状態になく、職場復帰は現時点では困難であり、治療に専念することが必要です。 当人は家族扶養の義務もあり、復帰を望んでいるようですが、病が重くなるだけの結果も予想されます。 「うつ」は誰でも簡単にかかりやすく、ひとたび罹るとなかなか治らないのが現実です。又現在の医療が、対処療法に終始し、症状を緩和するにとどまり抜本的に治療できないという事実もあります。「うつ」はなぜか自殺願望が強くなり、自殺者の8割は何らかの精神疾患の疑いがあると言われています。 こうした点で私たちも困惑しているのが実情です。私たちの周辺でも「うつ」による自殺者がでています。病状が重い方も多く、途方に暮れています。 「うつ」の患者さんが一番精神的に安定するのは、病気治療に専念しても、何とか生活のめどが立つ時です。その意味でどう生活を安定させるかも、大事なポイントとなります。残念ながら社会福祉は年々後退を続け、病に落ちた方々を救済するのは困難な状況です。貴社の就業規則につきましては、先の○○さん当てのメールで承知しています。貴社に実質的な負担がかからない形で、○○さんの生活を安定させることのできる方策は無いでしょうか。人道的な見地から何らかの手が打てないでしょうか。 お忙しい中誠に恐縮ですが、ご相談のためお時間を割いて頂けないでしょうか 明日以降、○○様のご都合のよろしい日時を、複数提示頂ければ幸いです。 是非お伺いして相談させて頂きたいと思います。 追:当NPOは管理職ユニオン ・関西という労働組合が、母体となり設立されました。現在自立のため奮闘しています。詳しい情報は下記ホームページをご覧ください。 〒530−0044 大阪市北区東天満2−2−5第2新興ビル605号 特定非営利活動法人 働く者のメンタルヘルス相談室 電話:06−6242−8596 FAX06−6881−0782 Eメール:[email protected]
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